2013年6月17日月曜日

レディの経過 その1

6月15日(土)にMRIの検査に出かけて、脳腫瘍か血腫が大脳左側に見つかったレディ。この日は日中ぐったりと横になったままで、レジ袋の音にも無反応。正直これじゃ来週いっぱい持たないかもと思っていました。ただ食欲はある。病院でもらったプロヘパフォスMという何故か肝臓疾患用の健康食品とノイロビタンというビタミンB1,B2,B6,B12の配合された神経疾患に処方されるビタミン剤をこの日の夜からご飯と一緒に飲み始めた。

一般に脳腫瘍に処方されるのはステロイドが多いようだが、仕事柄この薬の副作用を嫌という程目にしているので、よほどの事が無い限りこれは出されても飲ますつもりはありません。また抗がん剤という単語も病院で出たりもしたが、親父は抗がん剤で一気に衰弱が進んだのを目の当たりにしているので、これもご辞退申し上げるつもりでした。結局それらは現時点では処方される事はありませんでしたけど・・。(6月26日追記:ステロイドが処方されていた事が判りました。)

16日(日)は自宅の中のトイレまではとても行けそうにないので朝、昼、晩と外に連れ出して、ウンチとオシッコをさせながら様子を見た。いくらか土曜よりは元気はあるものの、右前足の麻痺が進んで肉球で地面を押さえられず、甲の部分でフラフラ立ち上がっているような状態。しかも右目(ひょっとすると右耳も)も冒されたようで、あちこちにぶつかっちゃう。外でウンチやオシッコをさせようとすると、ヨタヨタと半時計回りに回ってしまって、まっすぐには進めない様子も。
親父がガンで闘病生活中に買い集めたS・S・Gプラスというアガリスクがある事をふと思い出して、体重換算して飲ませて見た。レディは嫌がりもせず平気でそのまま飲み干してくれました(^^)9万円もしたアガリスクでなんだけど、(ネットだと7万位ですね)不味いの臭いのとか言って、親父はろくに飲まず・・まだ沢山そのままになっていたのです。健康食品ですから薬効を謳う事は出来ない代物だけど、親父を見ていて抗がん剤は宝くじ並みに適合する確率は低く、大部分の人には毒にしかならないんじゃないかと・・僕にはそう思えます。そんなら食品の方がなんぼかマシだよ。

犬用の車いすも探してみたけど、後ろ足だけならまだしも、前足も駄目だと4輪タイプになるようで、フィッティングが大変そう。また、頑張って歩こうとしている現状で、これに乗せてしまうと筋力が落ちちゃうんじゃないかという心配も。それなら胴体を包んで、持ち手が付いているようなハーネスタイプの方がいいんじゃないかとか・・そんな事をあれこれ考えてました。

17日(月)の朝。起き上がろうとしてバタバタもがいているレディの音で目が覚めた。トイレまで連れて行って1m手前で降ろすと、昨日よりも幾分しっかりとした足取りでトイレに向かって歩いていく。何度かトイレの中で足がもつれて倒れるものの、無事にオシッコ出来ました。この状態で一人で留守番させるわけにはいかないよなぁ・・と会社に連れて行く事に。お勤めの方ではこんな事は出来ませんが、幸い小さな自営業ですから(^_^;)

起きてからしばらくすると調子が少し良くなるようで、あちこちぶつかりながらも立ち上がり、トボトボ歩けるようになってくる。筋力を少しでも維持させる為、自宅から会社まで300m位の距離を時間をかけながら歩かせるが、半分ほどでギブアップに。それでも5〜10m程度しか歩けなかった昨日に比べたら大きな進歩。会社に着くと事務員さん達がかまってくれてるのに、足がもつれながらも金魚のウンチのように僕の後を着いてくる。右側の視界が随分落ちているせいか、すぐ隣なのに僕が右側にいると探し始めちゃったりしますが、声を掛けると安心する様子。日中親父の墓参りに行って、力を貸してくれよなんて手を合わせ、犬用のカートやハーネスを近所で探しまわるが、どれも小型犬用ばかりでレディが使えそうなサイズの物は見つからなかった。

仕事を早めに切り上げて、帰宅時も歩かせてみたら、なんと自宅まで帰り着けたよヽ(*´ヮ`)ノ この数日に比べたら運動量は随分高かったはず。この日からメシマコブってのも飲み始めた。これも親父用にお袋が買っていたもので、パウダーをレディのご飯に振りかけて食べさせてみた。食にどん欲な性格が幸いして(^_^;)、何事も無かったように完食(^^)
腫瘍がそんなに簡単に無くなるはずもないが、何故か症状は改善して来ている様子。ただ、ワンコの場合無理して元気を装う事が多いし、症状自体に波があるのかもしれないから、引き続き注意深く様子を見て行くことにするが、何にせよ今週いっぱい持たないかもと思っていたレディが、そこまでの危機的状況から脱しつつあるのは嬉しい事です。

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