桃の節句のこの日、娘の卒業式と謝恩会が行われた。
小学校から12年通った学校なので、先生方とも随分と長いおつきあいをして頂いたことになります。
この日の朝、私の机の上に小さくたたまれた手紙を見つけた。先に出かけた娘からでした。
小学生の頃に彼女の心にあいた大きな穴。反抗していた中学生の頃の事。やりたい事が見つかった高校生になってからの事。そして日常のなにげない言葉や行動。それらへ感謝の言葉が綴られていました。もう、それだけで十分(^_^)
その手紙をポケットに入れて学校に出かけました。
Canon EOS 5D Mark II + EF24-105mm f/4L IS USM
式が始まる。今までとは違う空気なのは、小学校から高校までの一貫教育なので本当の意味の別れは教員にとっても親にとっても、無論当人達にとっても初めての事だからでしょうか。
校長先生から卒業証書を受け取ったのを見て、親としての役割の幾らかが解放されていくような気がしました。
特に中学生の頃・・やんちゃの盛りでは何度も学校から呼び出され・・その度に仕事を中断して学校に行きました。担任の先生にも、学年主任の先生にも、教頭、校長先生にも頭を下げまくりました(^_^;)
でも、そのおかげでそれらの先生方の人となりや、考え方を理解する事が出来ました。何事も無く通り過ぎていたらきっとありきたりな距離感でしか関われなかったと思います。
Canon EOS 5D Mark II + EF50mm f/2.5 Compact Macro
式が終了すると生徒達は一旦教室へ戻りました。残った卒業生の親に向かって、担任の先生や、学年主任、教頭先生等から話がありました。先生方の話を聞いていると、生徒達とどんな接し方をして来たのかが手に取るように判りました。なんとありがたい事でしょう。
学校のエントランスで教室に戻った娘を待ちますが・・・ぜんぜん出てきません(^_^;)
待っている間に小学生が大騒ぎしながら目の前を通りました。そう、彼女も間違いなくこんなだった(^_^)。あっという間に・・・ずいぶん大人になったものだ。
Canon EOS 5D Mark II + EF50mm f/2.5 Compact Macro
1時間半してようやく出て来た娘とその友達を車に乗せて謝恩会に出発。
謝恩会は白金の八芳園。卒業生と、その親と先生方とが一緒になって感謝と激励と・・。
入り口のところで・・やんちゃ当時(^_^;)一番お世話になった学年主任の先生から声を掛けられる。ニコニコ顔でやってきて・・「お父さん良かったですねぇ〜〜!」(^_^)
「正直あの頃は学校続けられないんじゃないかと思いましたよ」(^_^;)と続き・・
「でもそれが来月から大学生だなんて・・・本当に嬉しいですよ」と言われました(^_^;)
Canon EOS 5D Mark II + EF24-105mm f/4L IS USM
娘を本気で怒り、本気で喜び、本気で泣いてくれたこの先生がいてくれたから今の娘がいる。そしてこの先生から掛けられた一言で、大学へ行こうと思った娘でした。
担任の先生の所へお礼にうかがう。するとその先生からは「実は彼女から一番たくさんの事を教えられたんです」と言われました。「本気でその生徒の可能性を信じる事の大切さを痛感しました」と言われました(^_^)
そう・・どんな事もあきらめたら終わりですから。
諦めないことが物事を実現させる唯一の方法だから。
Canon EOS 5D Mark II + EF24-105mm f/4L IS USM
お開きの後、先生方からサプライズを(^_^)
植物の種を入れた風船を卒業生達に先生方から手渡して、一斉に空へ!
素敵な記念日になりました。
6 件のコメント:
卒業、おめでとうございます。
一段落ですね。
この先のイベントは、就職>結婚
でしょうか?
MECさん、コメントありがとうございました。
今後は徐々に社会人としての自覚を身につけてもらわなければと思っています(^^)
同時についこの間大学を卒業した気分でいた自分の歳にもはっとしてしまいました(^^;)
ドモです!
親としての責任の重さ、それと同じだけの幸福を味わえたのです。
恐らく何度も味わったであろう挫折や絶望感。無力感に苛まれれ、被害者意識の中に閉じこもった日々も全て過去。
そして糧として、いつか逆の立場になった時、それは全て肥しとなっているのでしょう。
「子育て」
真剣だった分、過ぎてみて、初めてそこから学んだ何かに成長させらるのでしょう。いやいや、成長などというものよりも「想い出」
それこそが生きた証。
冥土の土産になるのでしょうか?
とてもいい記事ですね..^_^
同じく子を持つ親として共感を覚えました
子育てに真剣だったからこそ感激もひとしおなのでしょうね
写真は2枚目がお気に入り..
いつもゆっきぃさんの家族思いの記事が好きです
これからもよろしくお願いします
1麺さん
そう確かに生きた証といえるのかもしれません。
これからはわが子であるだけでなく、ひとりの人間としてお互いを尊重できるようにならなければと思っています。
PS.
昨日はありがとうございました<(_ _)>
じゅんさん
2枚目の写真、お褒め頂いてうれしいです。
どうもありがとうございます(^^)
写真と家族ネタでブログを書いているのは
ブログに書くために家族との時間を無理やりにでも持つことになるという自分自身への縛りでもあったりします(^_^;)
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