3月8日に私にとって2台目のエスティマがやってきた。ポルシェと同じなのはタイヤが4つ付いた乗り物という位い、まるでコンセプトの違う車。だけど2台目を買うのだから当然気に入っている。
ポルシェは出来れば一人で乗りたい車。1対1で車と向き合い、車との対話を楽しむ。対してエスティマは運転者よりも乗員に快適に移動空間を提供する車。1世代前のエスティマで、レディと小学生だった娘を連れてテントや寝袋を積んで随分とキャンプに出かけたものだ。
今回の車はハイブリッド。でも通常のガソリンエンジンのモデルと比べて100万も高いので、向上した燃費で元が取れるような金額差ではない。ではなぜそんな金額を上積みしてまでハイブリッドを選んだのかといえば、「少しでも誰かの役に立ちたいと思ったから」でしょうか。環境技術がたくさん開発されています。技術的には可能でもコスト面で商品化出来ない技術が山のようにある。個人でそれら全てを応援出来るわけではありませんが、自分の身の回りのもので、その志を応援出来る物があれば応援したいと考えました。
先日NHKでお正月に放送されたドイツの人々の環境負荷を減らす取り組みが再放送されていて、本当に驚きました。なかでも印象に残ったのはある年金暮らしの老夫婦が自宅の断熱工事をコツコツと行っていて、その夫婦に工事費の元を取るのには何年くらいかかるのですかとの問いに「これは私らの生きている間に元が取れるから始めたわけじゃないよ。子や孫や曾孫らの世代の為にやっているんだ」と答えていた事。
みんな電車に乗ればいい。みんな自転車に乗ればいい、いや全員歩けばいい・・・。これらは理想論ではあるけれど世の中に対して説得力のある代案ではない。大切なのは理想論を振りかざす事ではなく、それなら出来るという代案である事が大切。そういう意味でこの種の車達から発せられるメッセージに共感出来るのです。おそらくそう遠くない未来に車の動力はガソリンエンジンでは無くなるでしょう。ハイブリッドシステムはその隙間に生まれて、橋渡しの役目を終えたら消えてしまう短命なシステムなのかもしれませんね。
4 件のコメント:
断熱材の話、胸に染み入ります。
『損得』を当てはめたがる風潮がさせた質問でしょうか?しかし返ってきた回答は別次元の価値観。節電や分別ごみ、マイ箸持参など、省エネの意識を持とうという運動も重要だとは思いますが、我慢に耐えるのではなく前向きに関わる姿勢が大切だと思います。
仰るとおり、私も車を捨てて自転車にするという非現実的な理想には賛成出来ません。
いいじゃないすか!ハイブリッドにしたという事実、何故そうしたのかという動機がスバラシイ!
文中の老夫婦のような意識があれば、環境はもっと大きく変わって行くのでしょう。
ドイツの件。
Co2の排出量はドイツだけが下がっているのだそうです。
番組の中では国策も含めて紹介していましたが、Co2を減少させる為のあらゆるジャンルのビジネスが育ちつつあり、それが雇用を創出して、さらに大きくなり・・というプラスの循環が始まっていることが驚きでした。
ヨーロッパの文化とでもいうのでしょうか・・とにかく驚きでした。EUという構想を実現させた事もすごい事だと思います。
損得だけでなく理念を持って行動出来るようになりたいと思います。
こんにちは!
最近読み逃げしてて(笑)♪
実はまだ免許を持っていない私ですが
車は大好きです。
環境に優しい車も開発されて
きていますよね。
車検が厳しくない バンコクでは
車から出る排気ガスで何度も喉を
悪くしました。
健康にもやさしい車ができるかも・・
いやその前に 免許はとりたいな。
PS;しーの痛みを気遣ってくださって
ありがとうございました。嬉しかったです。
おかげさまで今日はだいぶ良いです。
しーさん、コメントありがとうございました。
痛みが和らいできたようで良かったですね。
海外で具合が悪くなったらやっぱり怖いですよねぇ?
でも、大事でないようで安心しました。
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