2011年11月18日金曜日

武田邦彦先生の講演会へ参加

武田邦彦先生のブログで大田区下丸子の大田区区民プラザで講演会がある事を知り、先着500名の枠ですが、申し込みをしてみました。幸い2名分を確保出来、本日行って来ました。

先生のブログを読むようになったのは震災以降。震災直後の3月12日のエントリーから読み進めると先生の人柄が良く現れていると感じます。

失礼ながら誤変換の多いブログではありますが(^_^;)、先生の一貫した立場は子供を持つお母さんの立場で今何をすべきかを伝えようと努力されている事。

そんな先生の姿勢が伝わってか、今日の講演もたくさんの子供連れのお母さんが来ていました。


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年間1mSvが決められた経緯、現状の暫定基準について、食品の選び方、政府やメディアの姿勢、これからの事・・・

そんな内容を先生のべらんめえ調の語り口で講演されていました。

ほとんどは既に先生のブログに書かれている事でしたので、僕は復習のような気持ちで聞かせて頂きました。

ただ、直接お話を聞いて一番感じた事は、一部では「トンでも科学者」とか揶揄されたりもする先生ですが、周囲がどう云おうが「自分はこう思う」って姿勢を貫いている事。ご自身でも笑いながら「随分バッシングされています」なんておっしゃっていましたが、それを屁とも思わず、自身の考え方を伝えておられる。


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こんな事云ったらどこそこに差し障りがあるとか・・そんな気配りがいつの間にか「事なかれ主義の空気」を重用するようになってはいまいか?

そんな「空気」を乱すものはアウトローであり、厄介者として扱ってはいまいか?

今回の原発問題だって、事ここに至っても他人事のようにしていられるのは、その「習性」がしみこんでしまったからではないのか?

誰かに決めてもらわないと動けない、皆が進む方について行けば批判されない・・

そんな事が実は一番問題なのではないだろうか。


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たくさんの人がいれば、たくさんの考え方があって当然。なのに人と違う考え方を表明しようとしない「習性」。

皆と同じである必要なんて無い。自分の考え方を「私はこう思う」と表現出来る社会。自分と違う考え方にきちんと耳を傾ける姿勢が育まれた社会。

考え方の違いと人格否定をいっしょにしない社会。

個人的には今回の原発問題で、それまでの自分から一皮むけたのはこのような人々の姿勢を目の当たりにしたからだと思う。前回のエントリーで書いた「これが不惑かという心境」とは、こんな事から感じたのでした。

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