2008年10月20日月曜日

プレゼン(後編)

パワーポイントやキーノートを使ったプレゼンで間違いやすいのは原稿のような「文章」を書いてしまうところ。

発表者にとっては原稿がスクリーンに出るのだから「言い忘れ」の心配が無く楽だ。でも聞き手は文章を読まされに集まったのではなく、話を聞きに来たのだ。

1D3_5421

Canon EOS-1D Mark3 + EF24-70mm f/2.8L USM

また聞き手への質問で意に反した答えが返されたとき、次ぎのスライドへの橋渡しができず、詰まる人も良く見かける。これは質問そのものに問題があることが多い。

「プレゼン=パワーポイントやキーノート」が当たり前のようになって、アニメーションや動画などリッチなコンテンツをふんだんに盛り込めば訴求力が上がるかのような妄想を抱いている営業さんが多いので、自ら「No PowerPoint」のプレゼンを実践して見せる事にしたのです(^^)

1D3_5460

Canon EOS-1D Mark3 + EF70-200mm f/2.8L IS USM

これが久々にやってみると超楽しい(^_^) まさにライブ。

聞き手とのやりとりから話をしていくから当然聞き手が変われば話も変える。同じタイトルのプレゼンでも結論が同じだけで、入り口も、途中も毎回変わる。

その場で聞き手から出た質問などをホワイトボードに書き出しながら、意図した方向へ納得感を持ってもらいながら誘導して行く。必然的に会場は一体感が出てくる。

やっぱり、こうでなくちゃ!と実感(^_^)v

1D3_5474

Canon EOS-1D Mark3 + EF16-35mm f/2.8L II USM

ホワイトボードに書くにも、マーカーの色、字の大きさ、ボードの中の配置を考慮せよ。

話し終わって講演者が引っ込んだあとでも、ボードに残した図や文字から公演中の印象が再度思い出されるように意識し、完成図をイメージしてから最初の文字を書き始めよ。

20年近く前に師匠から教わった言葉を久しぶりに思い出した。

スライドに縛られないプレゼンの楽しさ。(^^)

1D3_5464

Canon EOS-1D Mark3 + EF70-200mm f/2.8L IS USM

パワーポイントが当たり前の今だからこそ、これらを後輩に伝えるべく勉強会を開催している。スクリーンに映し出されたスライドではなく、語りかける事ではじめて人の心が動くのだから。

4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

凄く興味深い内容です。
拝見していると、妙に納得もするけども、どうもわかるようでわからないというのが本音。

「百聞は 一見に如かず」
実際見てみたい。

つうか、お茶でもどう?

ゆっきぃ さんのコメント...

1麺さん!
とりあえずお祝いもかねて会いましょう!
今日は出張で名古屋に来ていますので、
戻ったら連絡します。

匿名 さんのコメント...

今週はズタボロでした。。。
事業部のキーパーソンが退職し、色々とありましたので…。

プレゼン!
得意分野と思ってましたが、それって結局PowerPoint使って、スライドありきの話なんですね。
昔、広告代理店で直販営業していた頃は、「お偉いさんを巻き込んでのプレゼンに、如何にして繋げるか?」を意識してたのですが…。

そう、ホワイトボードの使い方が全然分からないんです。困った事に。
「最終図を意識して書き始める」これは、PowerPointでも同じです。でも、Live感が全然違う!
少し、勉強させていただきました。ありがとうございます。

ゆっきぃ さんのコメント...

carp2004さん。
一週間お疲れさまでした(^^)
carp2004さんの書かれる文章を拝見すると、素晴らしいプレゼン力をお持ちなのは良く判ります。
ホワイトボードにしてもPowerPointにしてもどちらも道具であり、結局は道具の使い手である人が勝敗を決するように思います。
表現力を磨くのは写真も、文章も、プレゼンも楽しいですよね(^^)