今日は会社で新人営業さんを育てている所長さん達とのミーティングを行った。新人さんは熱心さのあまり競合メーカーの物との比較で自社商品を推す事が多い。しかし、このスタイルの営業は個人的には好きではありません。 そこで今日は教材としてshioligyを書かれている塩澤氏が執筆しているMacPeopleの3月号から『肯定力』をテーマにしてディスカッションしてみました。
今日の写真はシドニー
物事を否定形で表現するか肯定系で表現するか・・・その表現方法が相手に与える印象という内容で始まる氏のコラムはまさにshiologyからにじみ出ている温かく、前向きなテイストの源のように思う。
目の前で起きている事象は一つでも、それをどう受け止めるかはその人次第。受け止めた人は自分なりの解釈を加えて他人へと伝搬させて行くことになる。ネットにあふれている様々な情報も、多かれ少なかれ発信者の主観で捉えられ、発信者の意図によって拡散されている。要するに一つの事実をどのようにでも受け止める事が出来るし、どのようにでも発信する事が出来るということ。ならば、どうのように受け止めて、どのように発信するのがベストな結果につながるかを考えてみようよってこと。
で、今日のミーティングでは顧客がそれまで選択してきた商品や、信じてきた情報、はらってきた努力などについて出来るだけ「肯定」する所から始めようという目標を掲げました。一部のベテランさんからは「それでは売れない」との声も出ましたので、私はその場で肯定系の営業をやってみせました。まず相手を認める事、それまでしてきた事、使ってきたもの、信じてきた努力を認めて評価して、その上で我々はこう考えてこういう商品を作りました。というスタンスで「提案」する営業のスタイル。
対立しては営業なんて出来ない。実演してみせたら・・イメージは判ってもらえたみたい。唯我独尊のスタイルでバリバリ営業して、かつ実績をあげる人もいるには居ますが、そういう人は敵も多い。
私は仕事で大切なのは出来るだけ多くの人に「支持」してもらえる事だと考えています。特に新人さんには味方となる「支持者」を作れるよう、「肯定力」を鍛えてあげて下さいとお話しして、終了となりました。
4 件のコメント:
こんにちは♪
うん 確かに敵を作るだけ作った結果
確立した立場が もし 永久に保てれば
それも一つの生きかたとしてその人だけは
満足なのかもしれませんが 永久に立場を守るなんて約束できたことではありませんよね。
人柄と実績でもって 支持されている
方のほうが 最終的には無敵になれる
そんな風に思います。
シドニーのサーキュラー・キーやロックスの倉庫街、懐かしいなぁ~
24歳の頃7ヶ月間くらいゴールドコーストに滞在してました。
“ワーキングホリデービザ”を取得したのでホテルのレストランやツアーガイドなどを経験しながらオージーライフを楽しみました。
弟はそれがきかっけで、今でも豪州で永住してます。
「肯定力」大賛成ですよぉ!!
どんな人でも否定されれば拒否したくなるものです、むしろ「より良い」というベクトルを提案⇒相手が自ら選択っていうのが理想的でしょうか!
たまには背中を押してもらいたい人もいると思いますが。
いづれにしても“人”
「あんたの言うこと信じるよ」って言ってもらえるのが究極だと思います。
しーさん、こんばんは。
このブログにも書いていますが、向山洋一という小学校の時の先生に暗記させられた平家物語の一節。
『祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらはす
おごれる人も久しからず ただ春の夜の夢のごとし
たけき者もつひには滅びぬ ひとへに風の前の塵に同じ』
盛者必衰からの部分はまさに真理を射抜いているように思います。
おごらず、慢心せず、出会った人達との縁を大切にして行けるような生き方が出来たら素敵ですよね。
1日1麺さん、オージーだった事があるんですねぇ〜♪
ゴールドコーストは3〜4回行きましたよ。
コンラッドジュピターでカジノに入り浸ってました(^^)
『肯定力』・・これ自分も今練習中なんです。
日常の様々な事象を、肯定的に捉えて表現する練習。
MacPeopleで塩澤氏が書いていた
「急がないと間に合わないよ」から「急いだ方がいいね」
という表現が出来るようになろうと訓練してます。
肯定系で話されると不思議と勇気ややる気がわいてくるもんですから♪
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